新春の風物詩である「箱根駅伝」。
今年もスピード自慢の選手たちが、箱根路を駆け抜け、
手に汗握るレースが展開されました。
駅伝は、複数の選手が一本の襷をつなぎレースを進めます。
大正6年、日本の首都が京都から東京へ50周年を記念した、
「東京遷都50年奉祝・東海道駅伝徒歩競争」という
大会が行われたことが始まりです。
京都の三条大橋と東京・上野の不忍池間(しのばずのいけかん)、
56kmの距離を23区に分け、3日間、昼夜兼好で走り継ぎました。
これが箱根駅伝の原型です。
駅伝の醍醐味の一つに、各区間に適材適所の選手を配置することや、
選手の好不調をしっかり把握して起用する監督の手腕が挙げられます。
私たち企業人は、チームワークを最も必要とする「駅伝」から見習うべき
点はたくさんあります。個々の力量を高めることはもちろん大切ですが
それ以上に一つの目標に向かって総合力を高めていくことが不可欠だからです。
その目標の原点となるものが、会社における理念や目的なのです。