将棋界の第一人者・羽生善治氏は、人間の持つ優れた資質の一つに
「直感力」を挙げています。直感によって「これが一番良いだろう」と閃いた手のほぼ
7割は、正しい選択をしているというのです。
直感力とは偶然に思い浮かぶものではなく、それまで培ってきたことが脳の無意識の
領域に詰まっていて、それが浮かび上がってくるものだと指摘します。
私達の日々の業務においても「直感力」や「気づき」は重要です。ふと思い浮かぶ
アイデアが、大きな仕事につながることもあるでしょう。
それは日々仕事と真剣に向き合い、研究を重ねた結果に他なりません。
その時に一番必要な選択が、それまでの経験知として脳に浮かびあがってくるのです。
一方、何の努力もない中でポッと思い浮かぶ事もあるでしょう。
しかし、思いつきの行動は、見当違いなものが多くなりがちです。
仕事の研究を重ね、実行に移していく過程で、直観力が磨かれていきます。
研究、実行、そして研究というサイクルが、精度の高い気づきを呼ぶのです。
★今日の心がけ★⇒仕事の研究を積み重ねましょう